マイホームの予算について大まかに把握する

 ここまで主に住宅そのものについて説明してきましたが、ここではマイホーム計画の重要項目の1つである「予算」について説明します。
 予算について考えると「どれくらいの金額が適当なのか?」「ローンで借りられる金額はどれくらいなのか?」「月々の返済はいくらぐらいまでにしておいた方が良いか?」等、不安が色々と出てきます。またこの予算についてある程度は把握しておかないと、せっかく計画したマイホームが実現不可能でまた一からやり直しとなりかねません。
 住宅ローンの詳しい説明については他のページでしているので、ここでは年収や返済額に対する割合から適当と考えられている予算について、以下の2通りの方法で説明していきます。
 
 ①住宅ローンの借り入れ限度で考える。
 ②月々の返済額から年収に対する割合から考える。
 
 上記の2通りで予算についておおまかに把握することで、計画が途中でとん挫するような事態は防げるかと思います。
 

●住宅ローンの借り入れ限度で考える。

 住宅ローンについてインターネットで調べていると、よく目にしますが「住宅ローンの借り入れ限度で額はおおよそ年収の5~7倍まで」とされています。これは返済額から考えても、この範囲で抑えることが懸命です。借入限度額は職業や社会的地位によって変わってきますが、借りれることと返せることは違いますので、借りれるからと言って限界ギリギリまで借りるのは、後で苦労することになるので注意が必要です。
 年収が500万の人なら2500万~3500万くらいまでが住宅ローンの適切な予算と言えます。
 

●月々の返済額から年収に対する割合から考える。

 借り入れ可能な予算を考えるとともに、年収に対する割合で検討することも大切です。ただしこれは銀行の金利も関係してくるので、ここでは以下の条件で年収に対する割合を考えてみたいと思います。
 金利については社会情勢によって変わってきますので、ここでは返済期間である35年間で1.0%固定と仮定して考えます。ただし住宅ローンの35年固定金利の商品は無くなる傾向ですのでご注意ください。
 
【試計算条件】
年収:500万
借入金額:3000万
返済期間:35年
金利:1.0%
返済方法:毎月返済(ボーナス返済なし)
【年収に対する割合】
毎月の返済額:84,685円
一年間の返済額:1,016,220円
年収に対する割合:20.3%
 住宅ローンの年収に対する割合は25%以内とするのが原則ですが、正直なところ一般的な生活をするという観点では20%前後とするのが望ましいと思います。
 上記の試計算結果は適正な住宅ローンと言えるでしょう。毎月の返済額が84,685円という点も賃貸物件の家賃と比較して悪くはないように思います。
 では年収400万で借入限度額ぎりぎりの2800万(7倍)で住宅ローンを組んだ場合についても試計算してみましょう。金利は先ほどと同じ1.0%と少し低めの0.8%の2通りで計算してみます。
 
【試計算条件】
年収:400万
借入金額:2800万
返済期間:35年
金利:1.0% or 0.8%
返済方法:毎月返済(ボーナス返済なし)
【金利1.0%の時の年収に対する割合】
毎月の返済額:79,039円
一年間の返済額:948,468円
年収に対する割合:23.7%
【金利0.8%の時の年収に対する割合】
毎月の返済額:76,457円
一年間の返済額:917,484円
年収に対する割合:22.9%
 やはり年収の7倍で住宅ローンを組んだ場合は金利が低めでも、年収に対する返済額の割合が高くなってしまい余裕がなくなってしまう可能性が高そうです。金利については今後どのように推移していくかは誰にもわからないので、その時々でしっかり確認して住宅ローンの商品を選択することが大切です。