はじめに

 さてハウスメーカーによって違いはありますが、最終図面を承認し、住宅ローンの本審査が通ったら、いよいよ着工になります。
 工事は以下の流れで進み、要所要所でイベントや検査を実施しながら進んでいきます。各項目において概要や必要になることを流れに沿って解説していきます。
 またよく「出来る限り現場を見に行った方が良い。」と聞きますが、これはその通りでやはり建築現場は人の手で動いています。施主が訪れることで、作業している人への感謝したり、適度な緊張感が生まれたり、またあるときはミスを事前に防げる場合なんかもあります。毎日は無理でしょうが出来る限り足を運んだ方が良いのは間違いないです。

●工事の流れ

【地鎮祭】
 着工に際して、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式。最近ではハウスメーカーの方で準備を全てしてくれて、施主は特に何も準備しなくて良い場合が多い。
 周りから見ても地鎮祭をやっていることが分かるため、ご近所の人が出てくる場合も多い。ハウスメーカー側も役職的に偉い人が来ることが多いので、この機会にハウスメーカーの人と一緒にご近所に一度挨拶回りするのも良い。
地鎮祭
【基礎工事】
 土地の整地を行い、住宅の基礎となるコンクリートを施工する段階。建設業に携わっていない人にとっては、現場を見に行ってもイマイチ何をやってるんだかわからないことが多い。ただ基礎は後から点検口から見ることは可能だが、普通に見れる期間はこのタイミングだけのため、しっかり見ておいたほうが良い。また工事の初めの段階で「この施主さんはよく見に来る人だな。」と施工業者に感じてもらったほうが、ほど良い緊張感があってよい。
基礎工事
【建方工事】
 基礎工事が終わるといよいよ建方工事が始まります。住宅の構造体を組み上げていく工程で、工法によってはこの期間の天候が住宅の品質に影響しそうで非常に気がかりになる。構造体が組みあがってくると徐々に間取りがイメージ出来るようになり、マイホームの実寸大の間取りを感じることが出来るようになる。
建方工事
【上棟式】
 建方工事が終わると、構造体の立会検査と合わせて上棟式を行うことが多い。意味合いとしては「竣工後も建物が無事であるよう願って行われるもの」で作業に携わっている人達にご祝儀をあげる習慣があるとこもある。ご祝儀の有無についてはハウスメーカーや土地柄によって色々あるので、担当の営業さんに直接相談したほうが良いと思います。
上棟式
【内装工事】
 上棟式が終わるといよいよ工事も後半になり、内装工事が始まります。フローリング等の床や石膏ボードや断熱材など壁・天井等を順次施工し、キッチンや浴室等の設備も配置されていきます。最終段階では壁紙を張って、いよいよ完成に近づいていく段階です。
 壁紙は配置のデザインに凝った個所なんかは間違いが起きやすいです。間違いがあった場合はもちろん張り替えてくれますし、全く問題ないのですが、気持ちの良いものではないので、色々とデザインを変えている箇所は気を付けて確認したほうがよいでしょう。
内装工事
【外構工事】
 内装工事が終わりに近づいたころに外構工事が始まります。フェンスや門扉、カーポートなどを施工し、いよいよマイホームの完成が近づいてくる段階です。「②住宅の外構やエクステリア」でも紹介しますが、外構においてはこの直前のタイミングで打ち合わせ等をして内容を詰めていくこともあります。
外構工事
【竣工検査・完成】
 住宅の工事が終わったら、竣工検査を行い完成となります。正直なところ竣工検査の時に小さい補修はそれなりにあると思ってください。住宅の広さは人それぞれで一般的には延べ床面積で30坪~50坪程度かと思います。やはりそれぐらいの広さの建物を建てれば、一部壁紙が間違っているとか、気にならない程度だが小さい傷があるとか等のミスは発生するものです。ただもちろん補修してもらえるので、そこは気持ちに余裕をもって対応しましょう。
 ちなみにこの段階で大きな間違いがあったりしたら大変なので、そういったことが起こらないためにも、こまめに現場に足を運んだ方が良いのです。
竣工検査
【引き渡し】
 この「引き渡し」が、ついにマイホームが手に入る瞬間です。喜ぶのと同時に、設置した設備の様々な説明を一度にされるので、なかなか頭に入りきらない人がほとんどだと思います。住み始めるには引越しや生活用品の準備等をしなければならないため、まだ実感が湧かないことも多いです。それでも人生の節目の瞬間でもあるので、自分なりに感動を味わってください。
引き渡し