はじめに

 ここでは住宅の外構やエクステリアについて説明しています。さて、外構やエクステリアについてですが、予算は何円を見積もっているでしょうか?住宅の建物自体は立派でも外構が寂しいと、それだけで外観のイメージは寂しいものになってしまいます。外構の予算としては最低でも150万、出来れば200~300万程度は確保したいところです。では外構で考えなければいけないものについて予算や概要をそれぞれ解説していきます。

●外構・エクステリアの設備一覧およびコスト

【表札、ポスト、インターホン、門灯】
費用:20~80万程度

表札-2 表札-1

【備考】
 まずはマイホームに必要不可欠な表札一式です。これはデザインによって価格に幅があります。基本的には表札周りに設置するものとして、表札、ポスト、インターホン、門灯で表札一式と考えてください。
 最近ではこれらを柱にまとめてデザインしたものがあり、それだと20万程度で設置可能です。道路面の幅に余裕がない場合等は予算も抑えられて便利だと思います。
 壁を建てて表札一式を設置する場合は、装飾や各部品のグレードによって価格が変わってきます。
【フェンス、ブロック】
費用(1m当たり)基礎含む
フェンス(目隠し効果無):2~4万程度
フェンス(目隠し効果小):3~5万程度
フェンス(目隠し効果大):3~6万程度

フェンス-1

フェンス-2
【備考】
 外構に使用するブロック塀ですが、建築基準法の関係でブロック塀を0.8m以上の高さで施工するとなると補強が必要となり価格がかなり高くなります。そのため、よほどブロック塀にこだわりがない限りは最初から候補に入れない方が良いでしょう。ということでここではフェンスについて解説していきます。
 フェンスについてもやはり使用するフェンスのグレードによって価格はピンキリです。フェンスの種類は基本的には目隠し効果の大小によって分かれます。目隠し効果が大きくなるほど使用する材料も多くなるため価格が高くなります。
 目隠し効果についてですが、効果が大きい方が高価にはなるのですが、防犯面では必ずしも良いわけではありません。目隠し効果が大きいというのは同時に隠れる場所を提供するためです。カーテンや窓のルーバー等でプライバシーを保つのに十分と感じる程度であれば、フェンスは目隠し効果無のものでも全然問題ありません。
 またお隣さんとの境界部分ですが、すでに塀やフェンスが設置されているのであれば、必要以上にフェンス等を設置する必要はないと思います。それでも汚れや雑草などがつかないように2,3段の基礎ブロックは施工して縁切りするのが一般的です。また庭側は子供が遊んだりして壊す可能性等もあるので、フェンスまで施工しておいた方が無難でしょう。
【門扉】
費用:20~50万程度

門扉
【備考】
 最近は設置する家が少なくなってきたように感じます。車をよく使用する人にとっては設置すると開け閉めが面倒になる可能性もあります。
 門扉があることで、敷地の中に入るために一手間が加わるため、防犯面では心理的な効果は期待できると思います。
【駐車場、カーポート】
費用:30~80万程度

カーポート
【備考】
 車を所有している人なら駐車場は必要となるでしょう。車を停めるために最低限必要となるのは、タイヤがのる部分のコンクリート舗装です。駐車場全体をコンクリート舗装しても良いですし、車の真下のタイヤとタイヤの間になる部分は砂利とかにしても良いでしょう。
 また、屋根を付ける場合は当然ですが、その分価格が高くなります。屋根は大きさやグレードによって値段に差はありますが10~30万程度を見込んでおけば大丈夫かと思います。
【ウッドデッキ】
費用:40~80万程度

ウッドデッキ
【備考】
 マイホームの憧れの設備の一つかもしれませんね。ただ実際は設置する人は少ないと思います。というのもウッドデッキを設置すると単純に庭を狭くしてしまうからです。また住宅とは違い、その材質上しっかりメンテナンスしてあげないとダメになってしまうのが早い傾向にあります。ウッドデッキに強いこだわりがない限りは、設置を見送ることが多いと思います。
【芝】
費用(1m2当たり):0.2~0.4万程度

芝
【備考】
 最近では庭の表面は芝を植えることが主流になっています。これは土のままだと、その土地の環境によっては水分がなかなか乾かなかったり、だんだんと凸凹が生じてきたりするからです。
 その点では芝を張っておくと見映えもよくなり凹凸等は生じにくくなります。
 ただし手間は倍増するので注意が必要です。芝は春~秋の期間はこまめに雑草抜きや水やり、芝刈りが必要で、特に夏は毎週末世話をしてあげないといけません。さらに綺麗に芝を育てたいという場合は肥料やその他の手間も加えてあげる必要があります。正直、面倒な気もしますが、ある意味これがマイホームの醍醐味と割りきって、楽しみながら週末に芝の世話をしてあげるのも良いと思います。
【植栽】
費用:10~30万程度

植栽
【備考】
 庭や窓の配置にもよりますが、目隠し効果や家のシンボルとして、何本か樹木を植えることも多いです。樹木の条件としてよくあるのは虫がよってこないことです。常に葉がある常葉樹か季節を感じれる落葉樹かは好みによって分かれるところです。
 背の低い植木についてはガーデニングが趣味の人以外は、なるべく手間のかからない種類にするのが多いです。あまり草花を多くしてしまうと芝と合わせて手間が大変になってしまうので注意が必要です。
参考:LIXIL

●大まかな見積もりの例

 見積もり条件としては、表札回りや玄関回りにはある程度の装飾を施す一般的なレベルとし、住宅の正面側だけ目隠し効果なしのフェンスを施工としました。その他の周囲はブロック基礎だけとしています。カーポートは屋根付きで門扉も設置しています。庭は芝を全面的に貼っています。
【見積もり条件】
①表札まわり : 一式 : 30万
②フェンス(目隠し無し) : 8m : 24万
③門扉 : 一式 : 40万
④ブロック基礎 : 40m : 40万
⑤カーポート : 一式 : 60万
⑥玄関アプローチ : 一式 : 30万
⑦芝貼り : 30m2 : 10万
合計:234万
外構見積もり